カルマは輪廻転生と深く関わっています。『カルマが解かれるとき=現実に顕現されるとき』なのですが、『因あれば課あり。』と単純ではないとき、複雑に絡みあうケースがあり、原因と結果が解りにくいのは『縁』があるからです。
カルマの条件が整ったとき、連動するように自分と周りで因縁が現象化するときがあります。現世に影響を与えている過去性のカルマのパターンを解消する努力をしないと永遠に続きますので、末代までの祟りと言われるようなケースになることもあります。
自己啓発や意識の書き換えだけで現実が変わらないのは、人為でコントロールできないカルマの法則があるからです。
カルマの性質ややカルマとカルマの因果関係を見抜くことは、過去性から影響されているパターンのカルマの課題を昇華することができます。
現世に影響を与えるカルマが重なるとき
『輪廻を解く』ことが究極の『霊的進化』です。生まれてきた由来になるカルマの解消が必要なので、霊的向上を果たすとき、多くは『遺伝子レベル』『血の繋がり』による改善しなければならないカルマの課題を越えなくてはならないときがきます。
大きく言えば『ご先祖様』由来のもの。家系のカルマからの影響は、ほとんどの人が経験することです。どんな環境に生まれて落ちても両親がいないということはありません。
勿論、魂レベルの過去世のカルマ(前世因縁)もありますがアストラル次元を超えるには、必ず生まれてきた由来になるカルマの解消が必要になります。
地球の次元より上の高次元の領域は、アストラル次元以上だからです。それは地球の次元に生まれてきた因果を解消しないと新しい(高い)次元とは共振できない・・・
三次元的な言い方をすると課題(テスト)を通過しないと進級できないことです。
カルマが解かれる『条件』が整ったということで、『条件』が整うのは偶然ではなく『必然』で、自分に課せられている『天命』です。
越えようとせずに無視する、逃げることをするとそのエネルギーはまた自分に戻ってきます。
比喩的な表現で言うとカルマの借金をしたままなので、また過去の伏線回収がやってきます。
特に同じ所で躓き、同じ言い逃れで正当化している人・・・大小の差はありますが、観えない所で子孫に不徳のカルマを背負わせている危険な方が多いです。
カルマの還りを自らの行いで『呪い』のようなものに変えてしまっている人もいます。このような人は周りを巻き込み不運を運ぶ人です。
そしてカルマの清算をするチャンスを与えられる機会は、現代だと65歳~70歳くらいまでです。お釈迦様の時代ではもっと年齢的に若い時期だったのですが、今は寿命が延びていますので、カルマのことを観ていますと平均それぐらいの年齢だと思います。
70歳以上でもまだ『業を積む』『カルマの生産』し続ける残念な人もいるのは『事実』です。特に最近は高齢者でも悲惨な事件を起こす人がいます。
本当なら次の転生へ向けて、現世で最後に『因果』を解消する『過去の清算』に入るのですが、それまでカルマの不徳が多すぎたため、一気にそれを解消しないといけなくなり『負の連鎖』になり、大きく還さないといけなくなっている・・・
親がその年齢に差し掛かったとき、グループソウルのカルマの影響で、自分も関わるケースが多くあるのが『真実』です。親が還しきれてないもののを一緒に背負う、問題は違う縁ではじまっても親子でカルマの清算をする時期になることがあります。
霊的な次元の階梯で重なり合うことになるのですが、周りから見ると○○さん家、最近ついてないよね、また・・・と映ることがあるかも知れません。
親が60歳以上になってきたとき、子の立場である人のカルマ解消も加速する・・・(親が70歳以上になり癖が強くなったと気づいた方、要注意です!)
年齢を重ねてから不運に見舞われる人は『生き様』が出ています。何回もお伝えしていますが、過去の清算は早ければ、早いほうがいいです。
長く『因果』を持ち続けるほど、後で出てくるときはより複雑化しています。小難が中難になり、大難にまで発展することが出てきます。スピリチュアルな学びの実践者で高いエネルギーと共振する人は、大難が小難になり、無難になるのが当たり前です。
いつも人生の転機やチャンスで上手くいきそうなときに『不幸』に見舞われるという方『中途挫折の因縁』が解消できていない方も多く、ご先祖様からの影響のケースが多いのは『真実』です。
ずっと不運が続く方の因縁も複雑ですが、妨害業や悲惨なケースでは『○○業』が働いていることが多いのです。
金銭的な悩みの『カルマ』の影響は、お金はカルマそのものなので、出すことができなければ循環が滞り『自己浄化』ができないままです。浄化できないと波動が上がることはありませんので、中々、運が開かないことになります。
生活するだけで『精一杯』では、人生で本当にしたい体験ができないのは『事実』です。
ただ、ある段階の階梯を超える『霊的進化』すると物質的なことで『困る』ということなくなるのも『事実』です。
宇宙の法則・カルマの法則・輪廻転生→すべては『バランス』や『廻りまわる』『循環』する霊的性質なのです。
参考記事
現象化されたカルマと蔓延っているカルマ
カルマの作用が顕現されたのは、輪廻転生のときに刻印されたカルマが解かれる『縁』が整い、現実に顕現されたということです。
現実で困難と思われる悩みや問題の障害がでてきたとき、越えれないとカルマに吞まれてしまいカルマ通りの現実を生きる・・・となります。
このときに己に向き合い、解消すれば『霊的進化する』現実では良い方向へ進んでいくのです。
現象化され浮かびあがってきてものに蓋をしてしまえば、また潜在意識に潜ることになります。そうなると何世代にも渡り引き継がれる『悪因縁』に変化されてしまいます。
繰り返されるパターンには、必ず理由と法則があります。霊的なものが現象化されたものは、なかなか難しい課題になりますが、繰り返されるパターンの『真実』を捉えて下さい。
カルマの種子のまま潜在に蓄えられているカルマがあります。奥底に蔓延っている状態です。
エネルギーレベルが開示されていないので気づきにくいのですが、数年後『親の財産』を相続するであろうと決まっているときなどで、その人が今のままのカルマを持ったままでいるとAという縁によって○○のパターンでカルマが現象化するなぁ~というときがあります。
実際にある段階まで霊的進化が進んでいるクライアントさんとお話しを聞くと奥に潜んでいるカルマが現実に影響をしているケースがよくあります。
ただ、現在は順調そうですので、現世の課題のカルマに取り組もうとしません。というより、ヒーラー側で解っていてもご本人様が次に改善すべきカルマの問題を避けるのでどうしようもない場合があります。
私は大丈夫です・・・って、そうなると徹底して光を見ない方へ振り切るので、知ったかぶりのスピリチュアルで止まります。
複雑に絡み合っているので、現実の『事実』だけみていても解りにくいケースです。事実はどこまでいっても事実の積み重ねでしかないのです。
参考記事
相続の問題を複雑にする因縁
家系、遺伝子レベルの負の連鎖に、土地や民族のカルマなど複雑に絡み合っているカルマの根が深いものなので、なかなか浮上してこれないケースもあり、酷い場合は霊障の因縁があることがあります。
ご先祖様から代々続く土地の相続したときに、相続は無事にすんだ・・・それを分配しようとしたときなどお家騒動が起きる・・・縁が変わったからカルマが顕現した。そもそも継承した時点で『縁』は変わっているのですが、『真実』の階梯にあるものは、ご先祖様代々と土地との因縁の縛りがきつかった・・・
このケースが出てきて相続で姉妹や兄弟、そしてその配偶者たちも絡み合ったとき、土地と色情問題が重なるとあまり関われるレベルではなくなります。
『色情因縁』はよくて10年~20年で解消できるケースが多くみられます。それだけ『執着』が消せず『業』が深いのですね・・・歳おいてから色情因縁の解消をしないといけなくなる人たちの中では、関われるレベルではない人たちも多くいます。拗らせすぎて嫉みや嫉妬が『邪悪』なものになり『邪霊』が憑くのですよ。
相続に関係なくても、残念なことですが『色情因縁』の真っ最中の方ほど『色情因縁』を解こうとはしません。よくある話しです。相談にきても自分のカルマがなくなればその人と結ばれるのではないか?と都合よく解釈したいのです・・・
知覚できないものからの影響は、しかるべき対処ができる霊能力を持つプロの人に相談なり、解消してもらわないとご本人様だけでは対処できないと思います。
お困りの方は、AngelPalaceでも対応しています。
参考記事
現実を深く洞察して、過去を越える
カルマとは次元を超えて繰り返される過去のエネルギーですが、そのエネルギーレベルには階梯があります。
複雑な因縁が絡み合うケースは、エネルギーレベルの因果関係を紐解くのが難儀なこともあるので苦労される方もいるのは事実です。
カルマは解放されれば、必ず消滅へと向かっていきます。ただ、なぜそれができにくいかというと人は同じような思考や行動のパターンを身体に刻印しています。それが波動と言われるものです。
『カルマ→消滅より、カルマ→陥ってしまう』ことが多いのです。習慣やサイクルのパターンを変えれないと過去を超えることにならず、そのままカルマの道を進むことになります。
現実は過去の結果です。カルマによりみせられたものを『チャンス』と思い立ち上るのか?
人生(運命)は自分自身で切り開いていくものであり、それが向上していくことで霊的進化なのです。
現世で繰り返される問題を『カルマの影響です。』と言ってしまえばそうなのですが・・・安易にし過ぎている、大雑把すぎるのは微細なエネルギーの階梯にあるものを解消、昇華できません。
先頃はカルマ論を語るヒーラーは多いですが、理由が「カルマの影響です」で終わってしまっている、根源を理解していない人も多く見受けられます。
エネルギーレベルの階梯をキャッチできていない人がカルマエネルギーを扱うのは、お互いの不徳になりうることがあり、更にカルマを積む行為そのものです。
なぜなら・・・
簡単に説明しますと
カルマが繰り返されるのは、人が放ったエネルギー、つまり私たちが意識しようが無意識でも波動を放っています。自分自身が創った想念のエネルギーは、自分の潜在意識へ還ってきます。
エネルギーレベルのシステムの根源は、還るということをするからカルマの壁を超えるのが何年もかかるということも事実であります。
詳しいカルマエネルギーのシステムは、遺伝コードコア・カルマ解消コースで講義しています。
人生をより良く生きたいのなら波動を高く保つことをする、波動変容していくことも当然必要で『自己浄化』ぐらいはできるようになると多少、現実が変わるのが早くなります。
本当に三次元の世界で幸せを望むならスピリチュアルに傾倒しすぎず、現実を認識し『今、何がおきているのか?』自分自身の状況を把握して、しっかりと対処をすることが魂の成就に繋がるのです。
三次元で肉体を持っている以上、霊的進化は三次元とスピリチュアルな教えのバランスを取れる人が『魂の成熟』をされていきます。
カルマの条件が揃ったらそれを止めることはできません。必ず現象化します。
霊性向上の修行場は現実世界です。縁は条件と環境ですので、現実で環境を整える、よくすることは、持ち越してきた重いものを解き放つことになります。
カルマを超えるとは覚醒へと一歩、一歩進んでいるのです。
現実に影響があるカルマの次元のお話し、お読み下さい。