カルマの法則

 

カルマとは日本の仏教では「業」と言われていて、細かくは宗教の教えにより見識が違います。カルマとは仏教でいう「業」で良いもの、悪いもの全て「業」です。

簡単にいうと善行、悪行どちらも過去世での行為が、現世に反映されるということで「因果応報」ということです。行為(因)が結果として顕現されるということです。

ですから「因縁」とは行為を支えた縁があります。縁は条件となってカルマが作用するということです。カルマが発動する条件(縁)が揃うと作用が働くということです。

カルマの見識は国や宗教で違いはありますが、どれが正しいとかはないと思います。

大本から派生している所が何か所もあり、その国の民族性などにもより、教えが違っています。

カルマ(業)とは行為です。過去世のカルマとは時間や距離を超えて生まれてくるときに、刻印されているエネルギーレベルの存在です。

行為には結果がでるのは当たり前なのですが、カルマとは意志で行った行為がカルマとなり、過去を繰り返すエネルギーレベルの存在です。熟考するとその真理は、人と人、そして宇宙(神)から与えたり、与えられたりするものとも言えます。

人は一人ではなくて、善も悪も誰かや何かの支えによって気づくことで改善をし、「霊的進化」魂を磨いていくのがカルマのレッスンであり、その為にやり直しをさせてもらえる機会を宇宙(神)から与えられています。神からの最大の恩寵は、人は痛みを忘れられるというものを与えられています。

痛みを忘れられるからやり直しができる・・・カルマを越える課題は楽ではないのは事実ですが、苦行だけにならないように宇宙(神)は配慮してくれているのです。

人為を超えた世界の法則なので、すべてを三次元レベルで理解するのは難しい考察でもあるのですが、カルマの法則を学ぶことは、人がそれぞれの人生に起こる事情についての真実が見えて、人と宇宙との関わり、スピリチュアルな根源の理由が理解できるようになります。

カルマの法=宇宙の真理です。

カルマの作用が働き、現世で課題が浮上されるときは、過去世から現世まで引き継がれている本質の開示がされるということです。そのことは深刻な人生の問題への「対処」や生きていく「心構え」や「認識」が違うようになります。

良くも悪くも自分自身の得意や不得意が分かるようにもなり、現世で生かされている「魂の意図・目的」が明らかになります。明らかにされたことは認識せざるおえません。

カルマは人、民族性、土地、国、地球のカルマ・・・と宇宙と相互関係にあるものにはみられます。様々なセッションを通して、この世とあの世を繋ぐ霊的なエネルギーレベルが、カルマの世界なのだなぁ~と実感しています。

 

過去世のカルマによって生まれ変わりをしている

 

DNAレベルで過去世からの善(善行)・不善(悪行)を持ちこし、その時の心の想い(想念)をエネルギーレベルで刻印して生まれてきています。エネルギーレベル、DNAレベルで過去を繰り返そうとする原理でもあります。

簡単に説明しますと、臨終する前にその人が意志で行った行為の記憶が刻印され、この世に生まれたのは心の中に刻印されいる、過去のエネルギーによって生まれてくるのです。その仕組みが輪廻転生です。

ですから人の本性は、肉体+霊体であり、霊的な身体の方に様々な性質のものをエネルギーレベルで持っているのが人間の本性です。

過去の不善のカルマを解消をすることが現世で決まっていて、そのことが人生の課題となり、魂レベルでいつの世代の記憶が現世の課題になるかは決まってはいないようですが、個人セッションなどで様々なケースを見させて頂きますと「執着心」が強かったものや「犯した罪」を昇華するように現世で促されていることが多いです。

執着心の中には「無念」も含まれていて、そのときの恋愛やお仕事といったものの成就できなかったものが現世の課題となっているケースが多々あります。無念の中には呪詛のように複雑に現世へ影響を与えているケースがあり、往々にしてあるのがご先祖から因縁が絡み合っているちょっとやっかいなケースもあります。

霊能力を使うヒーラー、又はヒーラーになりたいとスピリチュアルな世界に惹かれる人は、過去世も霊能力者であったケースが多いです。

カルマエネルギーの存在は各階層のオーラ・チャクラに刻印されています。それは個人の性質にもなり、カルマの「悪癖」の改善をするために、次元を超越して持ち越していて、その癖を昇華するのが霊的成長です。

魂レベルでこの世で修行でする課題を決めてきていて、負の性質なるもの「悪癖」は現世で悩みや問題として顕現されますが、その悩みや問題から逃げずに乗り越えれば、肉体を持ったまま「生まれ変わり」をする=霊的進化して次へとステージが上がるということです。

 

参考記事

 

カルマの種類・作用

 

カルマの種類は細かく種別されていてたくさんあります。

 

1、善のカルマの貯金がある人

 

ハイヤーセルフ、ガイドたちからサポートされる、天が味方してくれるとも言えます。

 

過去に善行が多かった方は、現世でその善を受け継いでいるので、不幸に観えることがあった・・・一度すべてを失ってから最善の幸せを得れるような状況へと支援がくる・・・というパターンの人がいます。

すべて崩壊してから受け取られた恩寵を活かされている人たちは、その後も例えビジネスであっても世のため、人のためにと徳を積む、人様に喜ばれることをベースにされている人は、天が味方してくれているような成功を治める人になる人も多いです。

ハイヤーセルフ、ガイドたちからサポートされる、天が味方してくれるとも言えます。

今まで現世で善行を行っていると想えない人でも、成功していた人は過去世からのカルマの善の貯金で支援が入り、幸運の持ち主のようにみえる人がいます。

ただ、善の貯金が使えているうち、支援が入っているときに善の行為をされていない、健全なエネルギーの循環を行えなかった人は、早い段階で幸運に観える時期が途切れます。

その後は、エネルギーレベルで回収に合うので、現世での悪業を積んだ分は、清算されるときにこられる方もいるようです。

 

2、現世でのカルマ解消は決まっている

 

カルマの解消は現世で行う量は決まっていて、「1つ前の過去世のカルマを解消することになるか?」というと違って、輪廻転生のときに刻印されるカルマの性質で善の貯金を使えるのか?過去世のカルマでも何代も前のものを解消するのか?生まれてくる記憶により違ってきます。

 

3、三次元では罪になることであってもカルマとならないカルマもある

 

カルマを解消していくのが、人生の徳を積んでいくことでもあるのですが「人に危害を加えた」からと言って、必ずカルマになるのか?というとそうでない場合もあります。

心の意志がどう働いているか?により、カルマとなりますので、わざとしていない行為はカルマにならないときがあり、逆に言うと直接危害を加えてなくても人を「呪う、妬む、僻む」など、心で思っているだけでもその方がカルマ的には罪が重くなります。

人の想念はエネルギーレベルですべて宇宙の記録(アカシックとも解釈される)として残ることになるので、怨みや執念というエネルギーレベルのカルマは厄介なものになります。

 

4、現世で不幸、不遇に観えることがより徳を積むカルマであるときがる

 

現世で解消するカルマにより不幸の人生を生まれながらに歩む人がいます。若くして亡くなるなど・・・これは不善の解消ではなく善の働きにより、早く亡くなるようにしてくれた・・・とも言えるのです。

次の生まれ変わりをステージの高い位から始めるために、現世でより多くのカルマ解消が決まっていたという解釈になります。

 

5、善の行為の勘違いをされるとカルマの法則では大罪人になっている

 

去年の初め、ある霊能者の先生から「スピリチュアル関連の仕事をしている人の方が、意識レベルが低いので波動が低い人が多い」と言われました。

そのとき私はまだ今より未熟で、真意が分からず「嫌なこと言うな~。」と思ったのですが、カルマの法則を学ぶとその意味、真実が分かりました。

無条件の愛を勘違いしているのか「貢献」「奉仕」ということをエゴから行っている人たちがいます。「人のお役に立つために」を理由に大志を抱く方々がいます。

それは悪いことではないのですが、その大志を抱くこと自体が搾取されている場合があり、大勢で大志を掲げることにより、その団体のカリスマ先生、神格化されている先生にコントロールされていることに気づいていない、他人と一緒なら発展できるという期待を持ち、自立できない未熟な精神な方がいます。

恵まれない子供を救うためにまずは、自分自身が儲けようのような意味合いを理由にして、エゴからの行為を善意とされてしまっている人たちです。

スピリチュアルを利用し、布施やボランティアなども、自らの利益のために行っている行為はカルマの法則ではスピリチュアルを利用した「大罪人」なります。

全てとは言いませんが、おととし頃からこのような団体の指導者の方は、魔境に陥っている人が多いのは事実です。

そこに惹かれて志に同意されている人も、それもカルマによって決まっていたと言えばそうなのですが、自己責任で生きることを考え直さないとカルマの法則のシステムでは「自らが蒔いた種は自分で刈り取る」というエネルギーの回収に合いますのでいずれ大きな還りに合います。簡単に言うと罰が当たる・・・というようにみえることです。

人に喜ばれようとしたビジネスが不徳のカルマをよけいに積むことに発展してしまっている、(ビジネス、お金を稼ぐのが悪いことではないです。)まして多くの人を巻き込まれているのは、次の転生では地獄界へ往くことになります。

 

エネルギーレベルの伏線回収のお話し・・・参考記事

 

神様を利用している罰当たりな人たち

 

神社仏閣、神をビジネス利用している方々は、お話しになりません。魔境に陥って低次の眷属の存在に繋がっているので、そんなことができるのかも知れませんが、知っている人は「絶対そんなことはしない」という危険な行為をされているのですね。

神社などの神様は、人間に都合よく存在するのではありません。よい神様ばかりで、人間に罰を与えることはしない訳ではないのです。神を人間が自分たちの都合いいように理解しすぎているのは浅はかすぎます。

「封印解除」なる行為・・・特定の土地や場所で、実力もないのに陰陽師やシャーマンの真似事を行っている人も酷い方は、低級な霊に支配される、憑依される方もいて「霊障」にかかっています。

このような行為は「悪質」過ぎますので、何代にも続くカルマになることが多いです。自分がしたことが自分だけで終わらず子孫にも還ることになります。

 

参考記事

 

カルマの課題を越えないと霊的進化はされない理由

 

人は平等にカルマの作用が働きます。その課題を乗り超えて霊的な成長していくのですが、カルマの影響で顕現される現世の事象は「執着」「罪悪感を含む後悔」していたものは、周りの人たちを通して現われます。愛情問題はその典型でもあったりします。

ライトワーカーとしての役割がある方は少し異なります。その人が持って生まれた本質、性質の度量にも相当するのですが、多くの光を分け与える人、ステージがどんどん高くなる人は、カルマの解消レベルが大きくなります。

今は特にアセンションの影響で地球全体でのカルマ解消が進んでいていますので、カルマの課題を越えれる人たち、一定のレベルのカルマの解消ができる魂の性質の人たちは、課題のクリアをするペースが早くもなっています。

「心の意志で行う行為」愛に基づいた意志で行動を重ねていく本分を現実世界で行うのが、霊的成長し、進化していくことです。道徳心を磨くことでもあります。

輪廻転生のときの刻印されるカルマの性質によって、生まれながら人生が決まっていることもあるのですが(不善のカルマを解消していくということで)それを変えていくにはカルマを解消しながら「善」「徳」の行為をすることです。

良い事をしているようでも、エゴで行っているのは善行とは違います。難しいのがカルマの善(徳)というのは、三次元的な常識での解釈とは異なることがあり、意識レベルが未熟な方、スピリチュアルを勘違いされている方が搾取されて、良いことを行っているつもりでもカルマの不徳を積んでいることに気づけないのですね。

人間の「光と闇」を法則によって映し出すのがカルマの法則でもあり、誰も両方持って生きています。スピリチュアルに傾倒しすぎている人は、光だけを観ようとする傾向が強いです。

闇の部分を認める、自覚しない人は、いずれ大きなエゴに飲み込まれていきます。不徳のカルマを積む元凶です。虚偽の自分を創り出し、謙虚さを忘れて傲慢になります。

闇を認められるからこそ反省し、注意し、己を律する心を忘れずいれる、人として道徳心を磨くことができることだと私は思います。

人が霊的進化されるプロセスは、大きく2つです。

カルマに絡み取られてその世界に落ちるか?過去の繰り返すエネルギーに呑まれてしまえば、当然ですが同じ罪、業を背負おことになり、現世でも過去世の罪を繰り返したことになります。霊的進化ではなく、下落した・・・と言えます。

カルマを超えた世界の方へ往けるか?人生では幾つものカルマを越える課題が与えらていますが、一つ、一つでもカルマの負債の量が減る度、その人は霊的進化を果たしています。生まれ変わる前に決めてきた魂の成就する道へと入っていきます。

様々な困難と想える事象が現れたりしますが、そんな時こそ心を落ち着けて「何が真実か?」自己内観して観て下さい。

カルマとは人為を超えた範疇でもあり、コントロールできないものでもあるのですが、課題としてカルマはが顕現されるときは現世で「生き方」や「意志」により、カルマの昇華ができる仕組みになっているので、課題として与えられています。

ですから、カルマは現実に顕現されなくては解消できないので、浮上されてくれば、くるほど霊的向上や進化されるチャンスなのです。

現世でも同じ過ちを侵すのか?今やっていることは正しい行いなのか?と・・・時空を超えて、過去の自分自身から真価を問われているのです。

複雑に絡み合っているカルマの種子や宇宙の真理を理解するのは、三次元の地球上のエネルギーレベルでは難しいのは事実です。宇宙の真理は霊的な次元のエネルギーレベルであり、地球は物質次元のエネルギーレベルであるからです。

お釈迦様が説かれたお話しを聞いてみると人が簡単に理解したと怠惰にならないように、次元の違う世界で魂を磨く修行、魂の改善すべきことをさせて頂けるのが、この世とあの世に共通する「カルマの法則」であると私は理解しています。

法則を良い方へ取り入れていかれる現実での生き方は、霊的進化へ繋がっていきます。

 

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スピリチュアルヒーラー 霊的次元の真実を探究していく魂の方へ、目覚めになるきっかけになれば・・・と霊的世界の真実と現実世界の事実を曖昧にしないように書いています。サイキック能力開発の指導、スピリチュアルヒーラースクールを開催しています。