人はカルマのエネルギーレベルによって生まれ変わりをする、試練になる課題を与えられています。カルマを持っているため輪廻転生し、人間界へまた『生かされる』のです。
六道輪廻で語られる迷界と言われる所があります。
★畜生界
強い生き物が、弱い生き物を食べる
弱肉強食の世界です。
弱肉強食が繰り返され、
互いに殺傷しあう世界。
人を蹴落としてでも、
自分だけ抜け出そうとする世界。
★餓鬼界
嫉妬深さ、物惜しみ、
欲望の塊の世界。
この世界から抜け出るため、
さらに無理を重ねる世界。
仏教の教え以外の言い方をすると、上記2つはアストラルの低層界です。闇の眷属、低級霊、魔物がいる世界です。人にとり憑く霊障の原因になる存在がいる世界。
自分や自分の周りにある『闇』
餓鬼界は、どれだけ食べても空腹状態が続く、もっと欲しいと満たされない世界です。食欲だけではなくてすべての物欲全般だと思って下さい。もっともっとと貪欲になり、貪る心が強くなります。
お金、物、名声、人の親切心をもっと欲しい・・・と飢えている人たち。自分だけが得をすることしかしないのは不徳の極みでもありますし、卑しい人です。お金やエネルギーの搾取は、いずれは怨念になるような怨みをかうことも出てきます。なんとしてでも人から奪いとろうとしてきた執念が、人から怨念として還ってきただけなので、自業自得です。
畜生界は平たく言うと動物の世界、本能が抑えられない世界です。人間的な知性が足りない、思慮分別が足りない人です。
自分より弱い者に平気で暴力をふるう、衝動が抑えられず人のものを奪う、つい暴力をふるってしまった・・・反省しても同じことを繰り返してしまう改心できない人。
そして、個人的に人のカルマの種子をみてきて思うのですが・・・餓鬼界・畜生界両方に当てはまるのではないかな?と思うのが、性的暴行を加える、幼児へのわいせつな行為・・・鬼畜です。幼児への鬼畜行為は家系の悪因縁によるものが多く、遠くない未来へ『負の連鎖』を生み出していきます。
タイプは違いますが、色情因縁がきつい人も『厄介』です。酷くなると生命エネルギーがこと切れる『死』が決着になるからです。
理性がきかず、2つの世界の情動を抑えられないのは、現世でも『二重苦』でもありますが、我が身の快楽や満足だけ優先しているのは、重罪ですし、知恵が足りない人が多いのは事実です。目先のものにある先がみれない人たちです。
この2つの世界のカルマを背負った人たちは多くいます。人は欲があるから頑張れるバイタリティーにもなるからです。ただ、わがままに自分だけのことしか考えず、欲望や情動に流され続けていると『欲』だけでななくて『欲』と『闇』の世界に下落します。
地球はアストラル次元です。メンタル次元の霊的知性を発達させる次元へと移行していく中、アストラルの低層界へ陥る人たちの闇が噴出しています。
エネルギーは循環し、交流します。自分自身の心の『闇』を認識することは大切ですし、周りにいる人たちの心や生き方はどうでしょうか?
波動は強いものや多いものに同期していくとその相手に呑みこまれます。
餓鬼界のカルマを背負っている人は、お金に苦労されている人も多いのですが、一時的なものではなくてずっとお金がない状況の方は、常に不足の状態なので潜在意識に不足を刻印しつづけています。
現実がいつまで変わらないことで、この時に他者を妬み、僻み、不遇な状態に怒りまで出てきたら、この現世で光が当たることは、まずないと思います。
お金のことだけでなくても現実で満たされていることが少ない方は、自分が満たされないゆえに心まですさんでないか『人に与える』ことよりも『与えてもらう』ことばかり考えていないか?
誰かに何とかしてもらおう甘えがないか?そして自分の内側に『怒り』や『嫉み』がないか?確認して下さい。
金銭的なカルマを超えれない人は、一度、死ぬきで本気を出して何ができるか?全力をつくして下さい。
参考記事
宇宙はバランスをとる・・・カルマの法則の原理でもあります。
宇宙は、最終的には+-0にするバランスをとります。自分自身が蒔いた種は自分で刈り取る・・・人は与えたものしか受け取れないのが宇宙の法則であり、エネルギーの循環です。自分自身が放っているエネルギーの質のものがそのまま還ってきます
与えられすぎたもの(貰いすぎ)は、いずれは回収されていきます。
カルマの解消ができない人たちは『欲』と『闇』の世界に居続けます。克服すべきカルマの課題と同じ階梯に居続ける人は、三次元の地球上で畜生界・餓鬼界の波動の『闇』の影響を受け続ける・・・ということになり、現実世界で『悪因縁』を発動させ、不幸が続く原因になります。
霊界と現実世界は繋がっている・・・第3の目が解放されるとこの真実を知ります。
ブッタやイエスキリストの高い波動は『愛』と『光』の波動です。本来の自分を見失う人に足りないものは『感謝』の心を忘れている人が多いです。
誰かを怨んだり、憎んだり、責めたりする前に、自分自身の現状を把握し、改善しなくてはいけない事実を認めて下さい。頭と心を一致させて理解し、本気で自分自身と向き合うことです。
感謝できる心を培っていくことは、人として、霊的進化が進むことにも繋がっていきます。人は癖があり、バランスが悪くなることが多い生き物です。宇宙がバランスを取る性質な以上、私たち人も何事も偏りすぎず、現実世界(陽)と霊的世界(陰)のバランスを取ることになることが出てくる時期がひとつの課題をクリアにするカルマの昇華のときです。
参考記事