輪廻転生

 

人は肉体の死を迎えるとき、魂が抜け出します。死から誕生までの期間に、過去の記憶のカルマを継承し、生まれ変わります。過去世から引き継ぎ、持ち越したものを生まれながらの「性質」とするのです。

そのときに、それまで自己が為してきた行為の積み重ね(カルマ)とそれがつくりだしてきた自己の傾向性もいっしょに刻印されます。それで生まれかわったときに人間は、特定の能力や性格を過去世からひきついでもっているのです。それらは自らの行為の結果です。

特に霊的進化するのに妨げになった『欲望』や『執着』が強かったものの結果を経験するために生まれ変わりをします。

転生は何度も過去の記録のデータを消して、単純に行為は必ず結果を生み、その結果を経験するために、人間はまた生まれかわる・・・過去・現在・未来を繋いでいく魂の継承としてとも言えますが、多くの場合は、過去世で人生の妨げになったカルマを刻印し、それを課題として修正、改善することが、その人の人生のテーマとして生まれてくるときに「プログラム」されます。

カルマが残っている限り、私たちは何度でも生まれかわりをする・・・これが輪廻転生です。輪廻は過去の伏線回収をしているとも言えます。

勿論、人を陥れたり、悪行ばかりしていれば、その報いはどこかの転生で受けることになります。

カルマを課題として、霊的進化するプロセスを経験し「魂の純粋性をより輝けるように」と「成長」「進化」「発達」「発展」といった「向上される」ようになっています。

幻想を観ていると表現されることは・・・人生の流れが上手くいっていない、「躓く」「留まる」といったことは、間違った信念体系による「浸食」されてしまった自分自身を反映していることです。

魂の意図に気づいて正しい道を歩めば、向上されていく「宇宙の真理」と共振することになるのです。

人生の流れがスムーズな人とそうでない人の差は、自分の人生に対して向き合える「向上心」です。カルマの課題は霊的進化の妨げになった『無知』を修正し、霊的知性を培っていくためです。

三次元の世界では不遇ととられる印象のことが、高次の世界の視点からでは「恩寵」であるということになります。

 

参考記事

 

特別な才能を現世で発揮できる人

 

どの分野でも平均より、人より才能があり発揮できる人がいます。一流のスポーツ選手、芸術家、音楽家、芸能人などはいい例です。

才能を発揮できたものに対しての「潜在力」(ポテンシャル)が生まれながらに高いということです。

多くの人に夢や希望を与える影響力がある人、その時代を変えるような歴史上の人物は、カルマの刻印によってそうなっている人達がいます。

死から誕生までの間に魂が、その人の特質を発揮できる環境を選び、そこに生まれるのです。

多くの場合、遺伝子レベルによって、その血族の性質を受け継ぎますが、次の誕生で才能を活かすためにその遺伝子を選べた人たちがいるのです。

宇宙、高次元の存在が善行の「徳」を考慮してくれたというのでしょうか・・・

時代背景に他の人たちに影響を与える人生を生きる人たちは「良くも悪くも選ばれた人たち」なのです。

国や社会において「悪」になることをした、歴史上の人物や犯罪者も高次の視点から観ると他の人たちの生き方、精神性を高く導くためのものであったという事になります。

多くの人が困り、苦しむことになったとしても、それは宇宙の法則によって起こっていることなのです。

 

参考記事

 

生まれるときに選んでいる遺伝子

 

特別な才能を開花させるために生まれる血族、遺伝子が決まるのは、何回転生しても特質を顕現させる力がなかった人生だった場合の人は、才能を活かすため、その遺伝子を選びます。

そうでない場合の人でも国、民族、血族(親)その環境を選ぶのは、最善な環境を選んでいるのです。これを縁と言います。

過去世で人生の妨げになった行為が不徳のカルマの原因になり、生まれ変わった人生で不徳の要素になった性質を改善するためやり直しをして、修正した・・・自らのカルマの償いをしたことで、次の誕生はチャンスや機会を与えられています。

人生を「発展」させるため、魂の霊的な質をよくするために選んでいます。どんな不遇な境遇に生まれたとしても、それは霊的な視点から観ると徳が高い顕れでもあり、霊性をより向上させるためなのです。

 

参考記事

 

 

情熱を持って何度も生まれ変わりする

 

霊性が高い人は過去世やご先祖様から継承されていられる人が多く、血族レベルでのカルマ解消をすることで、ご本人様の潜在能力をアップできることが多々あり、ご先祖様からサポートが入る場合があります。

カルマの法則で支持業というのがあり、本人が魂レベルで継承した善のカルマによる「支援」もあるのですが、ご先祖様から頂ける恩寵もあるのです。

気づいていない能力を解放させていくのは霊的問題を解決し、カルマの昇華をすることで、ご本人様の本来の力を顕現させることはできるのですが、三次元では「非物質と物質」陰陽のエネルギーレベルでのバランスをとり、物質次元で生きやすいようにされないと「才能」を使えずに現世を終わらせてしまうことがでてきます。

そして先に書きました通り、アストラル体レベルでそのことを自我が求めた場合、何度生まれ変わっても、自らが生まれた「この世」に才能を顕現させるまでカルマの課題を持って生まれ変わります。

魂が情熱を持っている・・・それが成就するまで支えてくれる存在からサポートされるようなことです。

物質次元の現実世界へ顕現させれない場合はカルマの課題はクリアになっていないので、過去世やご先祖様からの良いサポート体制も現世で使いきってしまう場合も出てきます。

 

参考記事

 

不滅の魂は永遠に続く

 

真実と事実の世界は違います。霊的世界と現実世界・・・通常の人は永遠にこのサイクルを繰り返します。誕生から死・・・死から誕生。数十年という現世を終えます。

カルマの課題があるから生まれ変わりをする。生まれ変わりをしない人はマスター、聖者クラスの人達です。カルマの課題を終えた輪廻転生する必要がなくなった人たちです。

特別な人たちでない限りは、この現世の数十年何回も繰り返されるサイクルにいます。不滅の魂からすれば、あっという間の時間なのですがそれでも人として輪廻転生してきたのは『学ぶこと』『教えること』『受け取ること』『与えること』をしながら宇宙の天意と共振していける霊的進化へのレッスンを受けています。

苦難を越えていくほど成長していくと言えばそれまでなのですが、本来持っているものを思い出していき、自分自身の本質を取り戻していくことです。

幾度も躓く、人生が発展されない原因を認識することです。現世は・・・というより魂は何度でも、カルマの課題を超えるまで、その原因の改善、やり直しをしています。

輪廻転生のときにプログラムされたカルマの課題を超えると、本来の魂の目的に沿うことになります。魂の意図するあり方で生きれるようになると高次元の存在からのサポートが必然に入りますので、人としての「運気」も変わるのです。

この現世で課題の解消をすることで、来世で魂の特別なものを発揮できる環境へ往ける場合もあります。何度も生まれ変わりソウルメイトに出逢えない、ソウルメイトと同じ課題ですれ違いをする・・・などもこのケースのことが多々あります。

個人的な意見ですが、このケースの人のことで、この課題超えたら・・・現世の魂の課題をクリア(現世は別のことをして)してこのままいけば『次』で巡り合いが成就する・・・を知ってしまうと観ている方が、忘れたくなります。

愛情問題の『執着』はカルマの課題の最大の不徳になっていくことが多いので・・・とにかく早く気づいて!とは思います。

つきあいが長くなっている人は特に『早く目覚めろ!』『そこで止まるな、そっちじゃない、こっち』と思うのですが・・・機会を与えられたときに伝えるのですが、縁が整うか整わないか?ご本人次第なので・・・

色恋沙汰は、厄介でもあります・・・

魂の次元は、時間もなく永遠です。霊的世界から次元の違うこの世への1回ずつの現世は魂の記録からすればとても短い期間です。それでも人は苦しみ、悲しみ、身を焦がすような嫉妬、怒り、喜び、楽しみ、慈しみ・・・など様々なことを味わいます。

心をすり減らして、心が満たされて・・・人は意のままにだけ生きられないことを経験します。どんな境遇であってもそれは、魂レベルから続き選んでいることです。

私たちの生きている三次元は物質世界(陽)です。その形態の根源は、先に霊的世界(陰)のことがあります。

自覚できない領域にあるエネルギーレベルのことを「知る」「学ぶ」ことは、霊的世界(陰)の真実を表面で解ったつもりではなくて、傷ついても心底受け入れることで、絶対的に現実世界をより良いほうへとシフトチェンジしていけます。

それが輪廻転生してきた理由の1つである課題のクリアになっているので・・・

人として霊的進化をし、魂を磨いていくのが、輪廻転生する「由来」です。自分の人生をカルマの支配から逃れられる・・・と目覚めていくことになり、それが現世で起これば魂の成就がなされていくことになります。

 

輪廻を解く

 

人生は誕生したときから死があります。カルマの課題を超えれる機会も生まれたときから決まっています。

それはある意味、『信念』を持って、現世の環境(生まれ)を選んできたことになります。

『信念』が『執念』に変わると『真心』を失くします。信念はよくも悪くも人を動かします。正の信念は人の『真心』を動かしますが、執念になったものは人の『邪念』を引き寄せます。魔に落ちる人の仕組みです。

現実でどんだけ惨めで、無様だと思っても、それはあなたが選択してきたことへの『後悔』です。

無様な自分を直視して『今』を生きて下さい。今から変えれるのは『自分』だけです。すべて『過去』のことです。

霊的次元からみれば、明晰になっていることだけど、繰り返してしまうのが人の『性質』です。

ヒーラーとしての職業柄、人のお悩み相談を聞きます。その人たちとのご縁で私自身、霊的世界の真実を伝えていく能力を高めてきました。

輪廻転生のプログラムは廻っているようですが・・・ある階梯までいくと違う角度からみれます。

輪廻転生・カルマの課題・宇宙の法則・・・廻り、廻ってるこのサイクルの『輪』の中は入るのは簡単、出るのは難解である謎解きゲームみたいだなぁ~とつくづく感じます。

魂が成就したいこと、誤魔化さないで下さい。

霊的成熟度が高くなっていく方は、現世での生き方が変わるだけでなく来世への準備も整っていきます。今後、魂の目的、天意から与えられている使命によっては『記憶』を持って生まれ変わりをできる人も増えると思います。

そこまで霊的に向上していなくても、今の現世で、幸せにしかなれないことを選んでいって下さい

時空を超えた輪廻の『真実』を紐解けるのはあなただけです。それは『覚醒』を意味するものになります。

 

参考記事

 

 

   

ABOUTこの記事をかいた人

スピリチュアルヒーラー 霊的次元の真実を探究していく魂の方へ、目覚めになるきっかけになれば・・・と霊的世界の真実と現実世界の事実を曖昧にしないように書いています。サイキック能力開発の指導、スピリチュアルヒーラースクールを開催しています。