人は肉体の死を迎えるとき、魂が抜け出します。死から誕生までの期間に、前世の記憶のカルマを継承し、生まれ変わります。過去世から引き継ぎ、持ち越したものを生まれながらの「性質」とするのです。
人はそれぞれの個性があり、カルマにより学びながら生きています。多くの場合は、過去世で人生の妨げになったカルマを刻印し、それを課題として霊的成長することが、その人の人生のテーマとして生まれてくるときに「プログラム」されます。
三次元の世界では不遇ととられる印象のことが、高次の世界の視点からでは「恩寵」であるということになります。
人の生まれ変わりはカルマを課題として、霊的成長するプロセスを経験し「魂の純粋性をより輝けるように」と「成長」「進化」「発達」「発展」といった「向上される」ようになっています。
幻想を観ていると表現されることは・・・人生の流れが上手くいっていない、「躓く」「留まる」といったことは、間違った信念体系による「浸食」されてしまった自分自身を反映していることです。
魂の意図に気づいて正しい道を歩めば、向上されていく「宇宙の真理」と同調することになるのです。
人生の流れがスムーズな人とそうでない人の差は、自分の人生に対して向き合える「向上心」です。
特別な才能を現世で発揮できる人
どの分野でも平均より、人より才能があり発揮できる人がいます。一流のスポーツ選手、芸術家、音楽家、芸能人などはいい例です。
才能を発揮できたものに対しての「潜在力」(ポテンシャル)が生まれながらに高いということです。
多くの人に夢や希望を与える影響力がある人、その時代を変えるような歴史上の人物は、カルマの刻印によってそうなっている人達がいます。
死から誕生までの間に魂が、その人の特質を発揮できる環境を選び、そこに生まれるのです。
多くの場合、遺伝子レベルによって、その血族の性質を受け継ぎますが、次の誕生で才能を活かすためにその遺伝子を選べた人たちがいるのです。
宇宙、高次元の存在が善行の「徳」を考慮してくれたというのでしょうか・・・
時代背景に他の人たちに影響を与える人生を生きる人たちは「良くも悪くも選ばれた人たち」なのです。
国や社会において「悪」になることをした、歴史上の人物や犯罪者も高次の視点から観ると他の人たちの生き方、精神性を高く導くためのものであったという事になります。
多くの人が困り、苦しむことになったとしても、それは宇宙の法則によって起こっていることなのです。
生まれるときに選んでいる遺伝子
特別な才能を開花させるために生まれる血族、遺伝子が決まるのは、何回転生しても特質を顕現させる力がなかった人生だった場合の人は、才能を活かすため、その遺伝子を選びます。
そうでない場合の人も国、民族、血族(親)その環境を選ぶのは、最善な環境を選んでいるのです。
過去世で人生の妨げになった行為が不徳のカルマの原因になり、生まれ変わった人生で不徳の要素になった性質を改善するためやり直しをして、霊的進化を促進させて魂を清めるために次の誕生はチャンスや機会を与えられています。
どちらも人生を「発展」させるため、魂の霊的な質をよくするために選んでいます。どんな不遇な境遇に生まれたとしても、それは霊的な視点から観ると徳が高い顕れでもあり、霊性をより向上させるためなのです。
参考記事
ライトワーカーの輪廻転生
先天性でポテンシャルが高い人たちは、ご本人様が気づいていない過去世から継承されている能力を知ることは、サイキック能力(霊能力)アップに繋がることが多いのです。
特に今の時代に生まれてきている人は、アセンションの時期を選びライトワーカーとして貢献されることを「天職」とする「魂の意図」としている人たちがいます。
現世でライトワーカーとして導かれるのは、過去世でも同じような使命、役割をされていたことが多いのです。
魂レベルで刻印されているその能力を発揮させるために、サイキック能力に対して目覚めてきている人たちが、ここ数年多いのは事実です。
まだまだ気づいていない過去世の記憶、封印していた潜在力を解放させると、現世でライトワーカーとして必要な潜在能力を発揮できる結果を受け取ることになることがあります。
過去世のカルマの影響で霊能力を扱うことに対してのカルマがある人は、過去世で霊能者であった時の「迫害された記憶」をカルマとして刻印されている人もいます。
そうなると霊的な世界の探求をする勇気がでない、「能力に対して自信が持てない」となり、現世でその能力を発揮させることに「恐怖を覚える、躊躇する」といったことを繰り返すのです。
霊的な能力がある人は、物質次元で生きづらさを感じて過ごしてきた人も多く、物質次元に対応できる力が弱い人が多いですが、三次元で生きる生命エネルギーと霊性が開いているバランスがとれていず、生きづらさを感じている人がいます。
魂が記憶した本質である先天性の能力を発揮できていないのが原因で、生まれてきた後の環境で培った後天性の記憶、固定観念の偽りの自己を信じているからです。
スムーズに現実世界で魂の目的に進めないのは、霊的問題の解消をし「肉体を持って」三次元で生きるためのバランスを上手くとれないからなんですね。
参考記事
カルマの支持業
霊性が高い人は過去世やご先祖様から継承されていられる人が多く、血族レベルでのカルマ解消をすることで、ご本人様の潜在能力をアップできることが多々あり、ご先祖様からサポートが入る場合があります。
カルマの法則で支持業というのがあり、本人が魂レベルで継承した善のカルマによる「支援」もあるのですが、ご先祖様から頂ける恩寵もあるのです。
気づいていない能力を解放させていくのは霊的問題を解決し、カルマの昇華をすることで、ご本人様の本来の力を顕現させることはできるのですが、三次元では「非物質と物質」陰陽のエネルギーレベルでのバランスをとり、物質次元で生きやすいようにされないと「才能」を使えずに現世を終わらせてしまうことがでてきます。
そして先に書きました通り、アストラル体レベルでそのことを自我が求めた場合、何度生まれ変わっても、自らが生まれた「この世」に才能を顕現させるまでカルマの課題を持って生まれ変わります。
魂が情熱を持っている・・・それが成就するまで支えてくれる存在からサポートされるようなことです。
物質次元の現実世界へ顕現させれない場合はカルマの課題はクリアになっていないので、過去世やご先祖様からの良いサポート体制も現世で使いきってしまう場合も出てきます。
参考記事
魂が継承している才能や能力を知る
人生が発展されない原因を認識することです。
過去世からのカルマが原因がある場合は、現世はカルマの課題を超えるまで、その原因の改善、やり直しをしています。
輪廻転生のときにプログラムされたカルマの課題を超えると、本来の魂の目的に沿うことになります。
魂の意図するあり方で生きれるようになると高次元の存在からのサポートが必然に入りますので、人としての「運気」も変わるのです。
私たちの生きている三次元は物質世界(陽)です。その形態の根源は、先に「非物質(陰)」のことがあります。
自覚できない領域にあるエネルギーレベルのことを「知る」「学ぶ」ことは、陰の世界(非物質)を制覇し、陽の世界(現実世界)をより良いほうへとシフトチェンジしていけます。
ここで言う制覇とは・・・自分の人生を過去や外界からの「何か」に左右されないということです。
目覚めた人に成長していくのが魂となり、輪廻転生する「由来」です。自分の人生をカルマの支配から逃れられる・・・と目覚めていくことになり、それが現世で起これば魂の成就がなされていくことになります。
参考記事