人が成長するときには、同じ境遇(ステージ)にはいられません。簡単に言うと波動が違うものとは合わなくなり、居心地が悪くなるということで、良くも悪くも自分を取り巻く環境が変わります。
ステージアップされるときは、あらゆる領域で繋がっていく『縁』が変わるため、人、場所、物、お仕事、・・・自分自身の身近な環境にあるものと、あなたに相応しくない関係性はそこで『縁』が切れていきます。
霊的進化する人生の転期は様々な『ご縁』が切れて、今のあなたに相応しい新しい『ご縁』が結ばれていくのです。ご縁はその人のカルマの由来から『別れ』も『出逢い』も必然的に起きる現世で魂の成長のための課題を超える学びでもあります。
縁起の法則
縁起と言われる『縁』とは『環境』と『条件』のことで、これにより結果が出されます。原因が結果を出すために必要な『条件』を『縁』といいます。
原因と縁は同じではありません。
原因があってもそれの『条件』(縁)が揃わない場合は、現象として現れないこともあります。
例えば、辛い、苦しいと感じたり、憎しみが湧いてきたり、恨み言を言いたくなる状況は、その感情が生まれる原因があります。
この感情を生み出す『条件』が縁です。
何度も繰り返し同じ状況になり、繰り返される状況のパターンから生まれる感情は、カルマの要素があると霊的なしがらみということになります。
今の状況をつくっている原因には、必ず環境を支えている条件があります。ですからご縁とは人対人だけの関係ではなくて、お仕事や住む場所、物、悪癖も自分と今の状況になっている『縁』になります。
起きる事象には因があり、結果を伴うのが三次元の地球の次元ですが、因は単体で結果を出すものではなくて、条件が揃って現象化します。そもそも『実』になる起源があるということです。
参考記事
悪縁を切る
全てにおいて『悪縁』と『良縁』というカルマの作用があります。悪い縁が腐れ縁になり、負の連鎖が続く場合は、自分ひとりのカルマではなくて、家系やご先祖様から数珠繋ぎのように繋がって、次の世代が影響を受けているパターンであることが多くみられます。
霊的な縛りが魂が輪廻転生する仕組みであるため、前世や遺伝子レベルのものをすべて記憶しているのが現世の自分自身です。
霊性向上をするとき、霊的な縛りのカルマを解くことが必要なのですが、この現世では多くを学ばせてもらった環境は生まれてきた家系です。
大きく言えば『ご先祖様』由来のもの。家系のカルマからの影響は、ほとんどの人が経験することです。どんな環境に生まれて落ちても両親がいないということはありません。自分にとってはじめての『縁』です。
家系のカルマはそこに縁があった人達に関わるもので、ひとりで持っているものではないので、すべてにおいて状況がよくなる兆しが掴めない状態は『悪因縁』に変わる原因になり、カルマの課題により「悪因縁」で結ばれた関係性は課題の解消まで何世代にも『負の連鎖』が続きます。
自分自身も血の繋がりによる縛りに影響を与え、また血の繋がりから縛られる・・・家系因縁の根源です。縁が間違っている所には『人・物・場所』と歪んだ関係性が生まれます。
人生に顕現される困難や混乱は、自分の魂レベルで『純粋な縁』と繋がれていない状況となっています。家系因縁が邪魔する場合もありますし、前世からの影響かも知れない・・・
悪縁が切れないと良縁や幸運が人生に顕れることはありません。低波動の方が強力なエネルギーのため、悪縁のほうがきれにくいのは事実です。
何代も家系のカルマ続いた場合は、低波動のエネルギーレベルに邪念が入り過ぎ、悪質なものから『呪詛』にかかったようにどうしようもできない状態になっている場合もあります。そうなると『腐れ縁』で・・・っと笑っていえる範疇ではなくて、霊障レベルになります。
希望の光がみえない関係性は、縁切りすべきです。たまにアストラル界の想念で創り上げた妄想をソウル○○と呼んで、一緒にいることが唯一の救いのように苦行をされている人がいますが、それこそ邪霊によるまやかしのときがあります。
参考記事
人とのご縁が切れるとき
『縁』が切れることは、人間関係だけを指しているものではないのですが、そう言っても私たち人は三次元で『人との関わり』を持って生きているので、人生の学びや成長は、人を通して気づいていくことが多いのは事実です。
魂レベルでお互いの学び合う関係が終了するときであり、引き合っていた縁が尽きるときです。偶然ではなくて必然に起きたことは『カルマの清算』『浄化』が進んでいます。ですので、一見トラブルに観える『別れ』になることもあります。
これは、恋愛、夫婦関係といったパートナーシップ、お友達といった人間関係だけではなくて、お仕事での取引先なども含まれます。
近い関係であった人、パートナーや親友、懇意にしていた取引先など・・・豹変したように『攻撃』されることがあるかもしれません。
トラブルになりそうな『別れ』のときは、必ず誠意をつくして下さい。魂の真価が問われています。人としての礼儀・礼節を重んじ『自分を下げることをしない』ことです。別れ下手にならないことです。
ある女性から昔に聞いたことがあります。その人も『気っ風』がいいとても素敵な人でしたが、いい男の条件は『別れ方』が上手い人・・・と言っていました。その言葉を時々思い出します。
お金の貸し借りや人との別れ、・・・特に男女の色恋沙汰は、究極に人の『性』がでます。
それぞれの立場が違えば『想い』は違います。ですが、人としての対応に誠意があれば、誰からも文句を言われる筋合いはありません。
当事者たちは、客観的になれなくてもみる人はちゃんとみています。自分に、後ろめたさが残らないように。お天道様に顔向けができないような姑息な真似はしてはいけません。
どうしても人は自分が悪者になりたくないものです。自己保身、自分の利だけを優先するような『別れ』にしないことです。
しつこい相手に納得してもらうまで、相手に合わせて無理をして『連絡を取り合え』と言っているのではありません。ご縁を切りたい人との関係にもよりますが、お互いの心を大切にし、波動を下げるような心持ちで、相手に意思を伝えないで下さい。
相手の精神性が低い場合、話しても理解し合えないことがあります。その場合は連絡をとらずにすむ方法を最善で選んで下さい。
別れによって生まれる感情エネルギーの『寂しさ」』や『悲しみ』は、誰だって経験します。そのときに襲ってくる『不安感』は新しいステージに移行しようとする魂の活動・・・未来へ『邪魔』をします。
無意識で『抵抗』するのです。なぜなら波動が変わることへ恐怖感が湧く自分自身がいるからです。人の性質は現状維持に留まろうとするからです。
それは一時のものなのですが、元の木阿弥に戻らないように、しっかりと現実で対応し、気持ちの整理や明るい未来は波動を高くあげていくことをして、ひとりで落ちつき、自分と向き合う、現実から離れる時間をつくって下さい。
参考記事
立て続けに縁が切れるとき
人間関係、お仕事での決定していた事項、決まっていた物件が流れる・・・今まで続いていたものとの繋がりがなくなる。特に人間関係の周りが一掃するように変わるというときは大きな飛躍のときです。
エネルギーレベルは自己浄化と自己再生を繰り返し、拡大をしていきます。
そのままの状態ではいさせてもらえない、強制終了がかかっています。いっとき、すべてのことが八方ふさがりになったように『現実が動かない』ようにみえます。
自分を取り巻く環境に大きな変化がでるため、物質的なことで『お金』がかかることが出てくるケースが多くなることがあるのですが、そんなときは古いステージから離れるための『手切れ金』だと思って、お金を出し惜しまないようにして下さい。
お金のエネルギーは、カルマそのものです。エネルギーは循環させないと『現実も動かない』です。現状を突破したとき、お金のことぐらいなら、必ずもっと大きなエネルギーの循環となって自分へ還ってきます。
人もいなくなり、お金も入ってこない状況では『焦り』が出てきます。どんなに苦しくても、自分が得する条件(縁)で動かないことです。本当は気がのらないけど、お金のために・・・などと、心が望まないことを自分に押し付けないことです。
次に繋がっていく縁を真心で選ぶようにする。自分に関わる人で選んで下さい。自分がこれから繋がっていきたい人を大切にするのです。
参考記事
お仕事のご縁が切れるとき
働いていた会社を「辞めなければなならい状況になった」などリストラや病気で会社勤めができなくなり「突然のことでどうしようか?」と、そのときは不安だったけど結局そのことがきっかけで、本来の自分が望む魂の目的と同一する「天職につくことになった」一見悪いことが起きたことと思ったことが、自分の人生を大きく変える転機になっていた・・・
スピリチュアル系のお仕事をされている人に、このような経験をさている方は、多いようです。フリーランスの方は、今までの仕事のスタンスではなくて「別のやり方に変えよう」と思うきっかけや気づきが起きてきます。
お金の循環を拡大させていける、チャンスであることもでてきます。
スピリチュアルで言われる「強制終了」と表現されていることは、魂の意図した方向へシフトチェンジするしか進む道がなくなることで、人生の方向転換を本質と繋がる「ど真ん中」に向かっていきます。
病気や会社がなくなるというような不運なことは、後で振り返ると人によっては、カルマの作用が働き与えられた幸運であることがあります。
お仕事だけが人の生きがいではないのですが、魂レベルで生きるときには魂の成就=天職となり、仕事として活かされる人生に発展になることが多々あります。
前職が続けられなくなり、不運が襲った・・・前職を続ける気力がなくなった・・・というときは現実世界では「セカンドキャリア」への道へシフトチェンジされていかれるチャンスでもあります。
ただ、この時は・・・新しい道へ進む「不安」「恐怖」との戦いがはじまるとも言えます。しっかりと過去の清算をし、霊的な真実の情報(エネルギー)へ触れて、ご自身の本質を思い出してほしいです。
参考記事
霊的なステージが変わらない人
3年同じステージ(環境や状況)にいると『ポジション』が変わりづらくなります。
同じような現状のままが続く、人によってはカルマの因が発動しているその負の要素に引っ張られて、更に「悪縁」を呼び込むケースがあります。そうなると負のスパイラルになり、霊的な次元での進化は難しくなり、カルマを超えれない人の「特徴」に変化します。
負のスパイラルに陥るまでの酷いケースは除き、変容される用意されたステージがあるのに、同じ所から離れられないのは「人生の停滞期」ともいえるのですが、表層に上がらない無意識に刻印されているエネルギーは、各霊体へ浸透していて、表層に上がってこなければこないほど、カルマの本質を含み内部への強い力を発揮します。
参考記事
ステージが変わるのサイン
霊的進化を促す縁が変わるとき、人との関わりやお仕事でご縁が切れるのは、次のステージへと次元移行させるために、物質次元では別の『環境』を整えています。今までと違うタイムライン(道)へ入るための条件を整えているのです。
環境を変えたければ、周りにいる人、付き合う人が変わる、住む場所が変わる、職場が変わる・・・必然と縁が変わっているとも言えます。
違和感や居心地がよくないと感じる、このまま進めば前と同じ(過去)状況になる・・・など自分自身がステージが変わるサインが出ている証であることがあります。
人間関係は解りやすいと言えば、解りやすいのです。人は話しをしますし、態度にもでますので。
土地や場所、お仕事で使う道具やスピリチュアルな法具、先祖供養に大切な仏具・・・などこれらとの縁が変わる、変えないといけないときの方が判断しずらいと思います。そもそも買ってはいけない絵や仏具、法具などの物を持ってから、悪縁と繋がることになったケースも多くあります。
土地や物の場合は、見れる人に見てもらった方がいいのですが・・・観たがらない人も多いと思います。霊障問題なので。
霊的進化に歯止めがかかるとき、まだ見ぬ世界の新しい場所(ステージ)に上がる『不安・恐怖』に呑まれて、自覚できていなかった過去の未完了なエネルギーから伏線回収がはじまり過去へと引き戻される、闇落ちへ引っかかる人がいます。(課題超え失敗)
客観的に何を抱えているのか?今から進もうとしている世界は・・・今までと違うと感じられる未来であるのか?
大きな飛躍をされるときは苦しく、辛い状況になることも多々あり、今までの「縁」が切れていくので「孤独感」のような寂しさに襲われるときがありますが、特に霊的向上をされる人は『悪縁』が切れるときがあり、次のステージへ上がるために奥底にあったカルマの因子が解放されたのです。霊的なしがらみが削がれていくとき、カルマの昇華させる時期が整ったともいえます。
カルマの作用に呑まれず、自分に起きている身の上の状況を良き方へと転換するには、起きている状況に流されず、客観的な視点を持つことと、『霊的な真実』を知ることはステージアップされる道筋を開いてくれます。
参考記事
霊的なステージアップするための時期に注意すること
あちこちで『ご縁』が変わっていくと目まぐるしく、その状況に振り回されますが、よけいなエネルギーを消耗させず自分のことだけに『集中』して下さい。新しいステージの扉を開くためには、エネルギーを蓄える必要があります。自己再生と自己浄化が繰り返されるので、それに耐えれるパワーが必要です。
必然的にご縁が切れる、今までの『環境が合わなくなる』といったことを察知されている方は、次へのステージアップの準備に入っているため自分にとっての「優先順位」を間違えず、それに必要な行動をされることがスピリチュアルな「最善」となります。最善を呼び込むにはいつもと違う行動が1番早いです。
地球で生きている私たちの世界は、相対性の世界であらゆるものとの関係性で成り立っています。生まれたときの由来(輪廻転生)のはじまりからひとりでは成り立てないようになっています。
それが地球のシステムであり、宇宙の真実です。
現実の境遇は『今のあなたが生きている』関係性が現れています。あらゆるものと関係性(縁)があるからこの世で存在できているのです。
地球のシステムが変わっていく今、個人においても光を高くする方へ促されます。だからあらゆる側面で、低い波動のものが浮上されるのです。人が抱えている波動だけが例外ということはありません。人も同じようなネガティブなものが浮かびあがるのです。
魂の意図と共振する生き方=すべてにおいて正しいご縁と結ばれていく人です。
またあらゆる領域、次元でその人に必要な適切なご縁に恵まれるのです。
大変革なステージが変わるとき、難儀することもあるのですが、神聖さに目覚めたいならそれを阻む原因を掘り下げて、ネガティブなエネルギーで侵されている負のものは変容、昇華をさせて下さい。
向き合うことから逃げていると「引き合う」ものは変わらないので同じ状況が続く、時間がたてばたつほど蓄積されたものが多くなり、自分の磁場(エネルギーフィールド)に同じものが寄ってくるので、それ以上に更にマイナスの要因になることになります。
適切な「ご縁」に結ばれているのが本来の自分自身です。
段階のレベルはあるのは事実ですが、今までと違う次元で生きれるようになります。ステージが変わるとは同じ「境遇」のままではいられないということです。そこに変化が生じるとご縁を繋げる『・条件』が変わっていく・・・ということです。
一つの障害が除かれることによって、他の障害もなくなります。カルマ解消は『縁』が変わるのです。正しい『縁」』に恵まれる人は、良縁を繋いでいくのでを常に進化、繁栄されていきます。
『心眼』を持っている人とのご縁を大切にして下さい。
自分自身の環境が変わるときは、自分自身が向上しているバロメーターでもあります。今までと運気が変わるときです。変化に強い人、弱い人という人としての性質はありますが、チャンスは未来への繁栄と思える人、人生に向き合えた人は、超えていける壁なのです。
宇宙との縁を知りたい方